アーカイブ | 5月 2016

  • 性病は気づけないものもある?

    一般的に「性病」と聞くとどんなイメージがあるでしょうか。 「かゆい」「いたい」「くさい」などが代表的な回答ではないでしょうか。 確かにこれらは性病を疑うべき重要な要素です。しかし、これらの症状がないからといって全く病気と無縁だと思ってしまうのは大きな間違いです。 現在日本人の性感染症として最も多いのがクラミジアですが、女性の場合特に感染しても症状に乏しい場合が多く、気づかないまま感染を広げている可能性が大きいのです。 クラミジアの原因菌は主に粘膜に潜みますが、これは男女の性器はもちろんのこと、のどの粘膜でも同様です。つまり避妊具を使用しない性行為だけでなく、オーラルのみでも感染の危険があるとういうことです。 クラミジアは直接命に関わるような病気ではありませんが、将来的に不妊の原因になったりもする大変やっかいな病です。 直接命に関わる性感染症として有名なのはHIV感染(エイズ)があげられます。 日本では薬害エイズ問題で有名になりましたが、近ごろはニュースなどでもその言葉を聞く機会は減ったように思います。あまり耳にすることも少なくなり、多くの人がエイズは過去の病気だと思っているのではないでしょうか。 しかし実際には国内のHIV感染者は増加しているのです。 エイズは潜伏期間が大変長いことでも有名ですが、発症するまで自分が感染している事に気づかないというのは大変恐ろしいことです。 また、近年その名をよく聞くようになった「子宮頸がん」ですが、これも性感染症であるといえます。 これは、ヒトパピローマウイルスというウイルスによって引き起こされるがんですが、初期症状や自覚症状はほぼありません。 このように性病には症状の少ないものも多く、放置すれば周囲に感染が広がるばかりでなく、自らの命さえも危険にさらしかねません。 「自分はきっと大丈夫」などという過信をせずに、避妊具の使用や定期的な検診は必ず行うようにしましょう。