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レーザー治療によるアザの治療について
アザとは、生まれつきカラダの中にある先天的な素質から出てくるもので、皮膚の色が他と違っていたり、デコボコだったり、ザラザラ感などがあるといった、皮膚の異常の状態をいいます。生まれたときにすでに現れているものもあれば、年齢が上がるにつれて出てくるものもあります。成人に達してから出てくるアザもあるほどです。
アザは、見た目によって、赤、黒、青、茶などに分類されますが、原因となる色素は2種類だけです。一つは血液中のヘモグロビンの色である赤、もう一つはメラニン色素の茶です。
ヘモグロビンは赤アザになりますが、メラニンの場合は、皮膚の中のどの程度の深さにアザがあるかによって、茶、黒、青と色の見え方が違ってきます。
広範囲なアザや、目立つ部分にあるアザは、その人の心に大きな苦痛を与えるものです。昔は皮膚移植手術や削り取るなどの方法しかなかったこのアザの治療が、今や医療レーザーによって、非常に確実で安全なものとなりました。
茶アザ
■使用レーザー
各種レーザー
・照射時間 10分以内
・照射回数 1 〜 2回
比較的浅い部分にある茶アザ。6〜8週間で色は消えます。
茶アザは、メラニン色素が皮膚の比較的浅い部分に集まってできたものです。メラニンの密度も薄いため、アザの色調も濃くなりません。偏平母斑、ソバカス、肝斑、シミなどは茶アザに分類されます。
偏平母斑は、茶色く平らなアザで、白人や黒人にはめったに見られないのですが、黄色人種によく見られるのです。ほとんどの場合、生まれたときから出ていて、年をとるにつれ、だんだん濃くなります。危険なものではないので、皮膚科では放っておかれてしまいます。
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治 療 法
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皮膚の比較的浅い部分にある茶アザには、ルビーレーザーが効果的です。パルス幅のやや狭い部分で照射します。茶アザの濃いもの(黒っぽく見えるもの)に関しては、色素レーザー、ルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Q−ルビーレーザーなどを臨機応変に活用します。6週間から8週間後には色が消えます。
黒アザ
■使用レーザー
各種レーザー
・照射時間 10分以内
・照射回数 1 〜 2回
やや深い部分にある黒アザ。レーザーの組み合わせが必要です。
黒アザは、茶アザよりやや深い部分にメラニンが分布し、密度がかなり濃いものです。ホクロ、母斑細胞母斑、獣皮様母斑などがこの種類に入ります。
多く見られるのは有毛性色素性母斑で、背中一面、下肢全体というように、広範囲に広がる黒アザです。皮膚内に存在するメラニン色素は密度が大変高く、色調も濃いものが多く見られます。
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治 療 法
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茶アザが濃くなった程度の扁平な黒アザには、Q−色素レーザーやルビーレーザー、アレキサンドライトレーザー、Q−ルビーレーザーを用います。しかし、皮膚の色調異常については、すべてレーザー治療がベストというわけでもありません。
青アザ
■使用レーザー
各種レーザー
・照射時間 10分以内
・照射回数 1 〜 6回
皮膚の太田母斑などで代表される青アザ。もっとも深い部分にあるザです。
皮膚の深い部分にはメラニン色素が認められますが、同時に浅い層にもあります。一般的に最も治療がむずかしいアザです。蒙古斑、太田母斑、青色母斑などがあります。
典型的なのは、東洋人の赤ちゃんのお尻にある蒙古斑。尻部の皮膚の深いところにメラニン色素が集まっているので青色に見えます。蒙古斑は生後2〜3年で消えますが、人によっては成人した後も残る場合もあります。
顔面に出現するものでは、太田母斑がよく知られています。太田母斑は、一般的には眼を中心とした部分に発生する、青色と茶色が混合したような色のアザです。
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治 療 法
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皮膚の深いところにある青アザには、アレキサンドライトレーザーまたはルビーレーザーの、パルス幅のごく狭いもの(Q−ルビーレーザー)を照射します。青アザは皮膚の最も深い部分にあるメラニン色素が原因です。パルス幅を狭くすると深部にまで届くようになります。
照射した後、他のアザと同じように、一時的に色が濃くなります。しかし時間の経過とともに、レーザー照射によって破壊されたメラニン色素の残骸を、カラダの中のマクロファージが吸収し始めます。マクロファージの活発さや、皮膚の性質には個人差があるため、治るまでの期間には多少の違いがありますが、およそ6〜8週間後には色が消えます。
ここで、このマクロファージについて付け加えておきます。
レーザーを照射すると、ターゲットである色素細胞が熱によって一瞬のうちに粉々に破壊され、周囲に飛び散ります。それが細かいクズとなって皮膚の中に残ります。人間の体は色素のクズを異物と感知し、外に排出させる動きを始めます。皮膚の表面近くにあるクズは、1〜2週間でちょうど垢のような感じで、ボロボロと表面に出てきます。すべてが排出されて、肌は生まれかわるのです。
しかし、皮膚の深い部分にある色素のクズは、消えていく過程が違います。深いために表面に排出することができないからです。
深い部分に残ったクズの場合は、カラダに異物として認識されてると、マクロファージをいう白血球に似た細胞がクズの周りに集まってきて、異物であるクズを食べてしまうのです。マクロファージが色素のクズを食べ終わると、皮膚の色が消えるのですが、この期間が6〜8週間です。
赤アザ
■使用レーザー
Vビーム
・照射時間 10分以内
・照射回数 1 〜 3回
右の写真はVビーム以前のものです。
以前は治療に限界があった赤アザ。Vビームで大きな効果が期待できます。
血管系のアザは、赤アザと呼ばれます。毛細血管が異常に増え、血液の色が皮膚を投下して見えることによって、その部分が赤くなったものです。医学的には「血管腫」と呼ばれています。一口で言えば、血管の腫瘍ということになります。
赤アザには、単純性血管腫、苺状血管腫、海綿状血管腫などがあります。
単純性血管腫は、皮膚に隆起が認められず、平らで良性のアザのことです。血管腫としては一番多い症例です。生まれつきのものなので、増えることもなければ、深い組織へ移行することもありません。このような赤アザの場合は、レーザーによってかなり確実に消すことができます。
苺状血管腫も赤アザですが、アザの部分が盛り上がって表面がデコボコしています。生まれつきのものが多く、ほとんどは幼児期までに自然に消えてしまいますが、中には残ってしまうものもあります。一般的にはレーザーなどの治療は行いません。
海綿状血管腫は、皮膚から隆起していることが多く、表面は赤くデコボコし、成長と共にだんだん大きくなっていきます。これもレーザー治療で治すことはできません。多くの血管が異常に増殖しつづけるものですから、早めの手術が必要です。放っておくと、周囲の組織の中に細かく入り込み、手術がむずかしくなります。
体験談
早く息子のアザを取ってあげたい。生後6カ月から治療を始めました(6歳・男子(父))
生まれたばかりの可愛いい我が子。その顔のほぼ半分が赤アザで覆われているのを見たとき、言葉では言い表せないほどショックでした。他はまったく健康なのですから感謝しなければいけないとは思いながらも、息子の将来を思うと可愛そうでなりませんでした。
それからというもの、なんとかしてアザを消してやりたい一心でいろいろ資料を探しました。そしてちょうど息子が3カ月の頃、猪熊先生がお書きになったレーザー治療の本に出会い、この方ならと思いました。実際に先生をお尋ねし、考え方や治療方法などについて詳しく聞くと、ますます信頼してお任せしたいと思うようになりました。少ない言葉で的確に説明なさる反面、こちらの気持ちを理解し、とてもこまやかな気遣いをなさるドクターだと思いました。
生後6カ月のとき、息子は初めて全身麻酔で色素レーザーの治療を受けました。小さい子は治療の最中に動いてしまうので、7、8歳ぐらいまでは全身麻酔が必要だそうです。その後は半年に1度ずつのレーザー治療を続けました。息子は現在6歳6カ月。アザはもうほとんどわからないくらい薄くなりました。大学病院などでアザの治療を保険でできるという話も知りましたが、やはり治療は猪熊先生と相談しながら最後までお任せしたいと思っています。
■ 関 連 施 術 の ご 案 内 ■
シミ
ソバカス
ホクロ
イボ
赤ら顔
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