携帯電話は都市鉱山。レアメタル・レアアース・希少金属のリサイクル

中古携帯電話市場が拡大し、不要になった携帯電話は買取してもらうということが習慣になれば、中古携帯電話を格安で購入できるようになるという以外にもメリットがあることをご存知でしょうか。

携帯電話をリユース・リサイクルすることで廃棄物が減り、排気の際の排出される二酸化炭素の削減ができるということは以前にもご紹介していますが、携帯電話のリサイクルにはもう一つ、日本にとっては大変大きな問題となるメリットが隠されています。

それが希少資源の再利用ということです。

中国が、日本へのレアアースの輸出を制限したことで、国内が騒然となったことを記憶されている方も多いと思うのですが、日本というのはそもそも資源の少ない国なのです。しかし、その資源の少ない日本において中古携帯電話は「都市の鉱山」と言われるまでになっています。

携帯電話には、レアアースやレアメタル、金、銀などの希少金属が含まれています。一台の携帯電話に含まれている量はわずかでも、現在日本国内に出回っている携帯電話の台数を考えれば、その量はかなりのものになるのです。希少金属の国内循環リサイクル、資源の完全リマテリアルを推進するために、不用となった携帯電話端末を買取りしリサイクルすることは大変意味のあることなのです。

もちろん、買取された携帯電話の多くはリサイクルされて資源になるよりも、まずは中古携帯として販売されて次のユーザーのもとでリユースされます。しかし、不要になった携帯を買取してもらうことが習慣化していけば、リユースされた携帯もやがて買取され、いずれはリサイクルされて資源に戻ることができるのです。

携帯電話の中古市場は、近年確かに拡大しています。しかし、携帯電話のユーザーに行ったアンケートによると、機種変更などで不要になった携帯電話端末をどうしているかという問いに対しては、買取業者に買取してもらう、または引き取ってもらうという答えは、まだまだ少数派です。中古携帯電話として買取してもらうことが一般的にはなっていません。写真などが保存されているからと手元に残している人もいますが、リサイクルせずに捨ててしまっている人もいます。

どんなに古い機種でも、資源になることに変わりはありませんので、中古携帯電話市場の拡大とともに、携帯電話が無駄なくリユース・リサイクルされる時代がくればいいと思います。

携帯電話に含まれている希少金属の平均値から計算すると、8万台の携帯電話から1キロの金の延べ棒が作れるそうです。

あなたの携帯電話も、新たな資源として生まれ変わるチャンスかもしれません。不要な携帯電話は、ちょっとしたお小遣いのためにも、環境のためにも、資源のためにも、買取、引き取りをしてもらってほしいと思います。


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